西グリーンランドクルーズへ行ってきました

2023年11月27日

2023年9月にアルバトロスエクスペディションズ社の西グリーンランドとアイスランドの11日間クルーズへ参加しましたので、コースの内容を詳しくご紹介します。

コース概要

  • チャーター機でコペンハーゲン→レイキャビク経由→西グリーンランドのカンゲルルススアークで乗船
  • グリーンランド西部、南部を観光
    シシミウト、ケケルタルスアーク、イルリサット、ヌーク、カシアルスック、プリンスクリスチャンサウンド(クルーズ)、スキョルダンゲン
  • レイキャビクで下船、解散

1日目 カンゲルルススアークへ(Kangerlussuaq)

チェックインカウンターは当日までわからないため、空港のモニターで確認します。
今回はターミナル2の118、119番でチェックイン+荷物を預けます。預けた荷物は船の客室まで直接運ばれますので、防寒具など必要な物は手荷物にします。
機内はすべて有料なので、手荷物検査後に空港内で買っておくといいでしょう。

コペンハーゲンを出発し、レイキャビクに向かいます。今回のクルーズはコペンハーゲンまたはレイキャビクから参加することができます。コペンハーゲンからの参加が全体の9割弱、レイキャビクからは1割強くらいの感じでした。
約3時間30分弱でレイキャビクに到着。1時間ほど機内待機しカンゲルルススアークに向け、再び出発します。
グリーンランドの上空に入ると氷帽や氷河がきれいに見え、氷の流れや氷河から氷山が排出される様子がよくわかります。

 

レイキャビクから2時間ほどでカンゲルルススアークに到着。複雑な地形をした荒野のイメージです。カンゲルルススアークは長い滑走路を持つグリーンランドでも最大級の空港で、グリーンランド各地へのハブ空港としての役割があります。

空港からバスであまり舗装されていない道路を20分強走ります。そこからゾディアックボートで沖に停泊しているオーシャンアルバトロスまで移動します。

船内は今年就航したばかりの綺麗な船で笑顔あふれるスタッフたちのお出迎えに気分は高まります。
乗船すると流れに沿って、乗船手続(パスポート預け、IDカードとキーカードの受取、iPadによる免責書類のサイン)の後、客室へ案内してもらえます。

私はCバルコニーの4階(406号室)に入りました。やはりバルコニー付の客室は明るいです。以前に乗っていた古いタイプの船とは比べ物になりません(笑)

→オーシャンアルバトロスについての詳細はこちらのページでご紹介!

客室でしばらく落ち着いてから、全体ブリーフィング、全員参加の避難訓練が行われます。

2日目 シシミウト(Sisimiut)

人口約5,000人のグリーンランド第2の都市シシミウトに船は接岸します。ここは町の散策なので、歩きやすい靴でOKです。
カラフルな家並みと緑色の植物が美しい町をエクスペディションスタッフのガイドで一緒に散策し、途中の試食&お土産屋さんで解散して自由行動となります。
試食コーナーではアザラシの肉やジャコウウシの肉を含む地元の特産物を食べることができ、隣接するお土産屋では様々な商品が並んでいます。
博物館やスーパー、お土産、衣類、カフェなど町の散策にはちょうどよい広さで町を楽しむことができます。
カナダグースのジャケットが格安で販売されていましたが、小さすぎて着れませんでした…
グリーンランドでは様々な防寒具が販売されていますが、物価は非常に高いです。

3日目 ケケルタルスアーク(Qeqertarsuaq)

ディスコ島の南に位置する人口840人の小さな町に到着します。船は接岸できないため、沖に停泊しゾディアックで桟橋から上陸しました。
この町の観光はハイキングとカフェミック&ポルカダンスの2つに分けるとのことなので、ハイキングに参加しました。
舗装された道を歩き、整備されたサッカー場を通り過ぎ、荒れた道へ入っていきます。途中にはたくさんの小さな花々が咲いていました。大きな滝ではないのですが、上から見下ろすような感じでグリーンランドの自然を感じることができました。戻ってから町中を自由に散策する時間もあります。

午後、船は北へ向けて航行します。レクチャーシアターではエクスペディションスタッフの専門家による「グリーンランドの地質と資源」「グリーンランドの氷」についてのレクチャーが行われました。
客室のテレビからでも講義を聞くことができ、リラックスしながら楽しむことができます。
夜、エキップセルミア氷河付近を航行。海面には氷山が広がり、霧が深く、幻想的な雰囲気を楽しむことができました。

4日目 イルリサット(Ilulissat)

人口約4,000人、グリーンランド第3の都市のイルリサットは世界遺産アイスフィヨルドで有名な町です。グリーンランドで最も観光客が多く、宿泊施設やレストラン、様々なエクスカーションが豊富です。
船は岸壁に接岸するため、8時から20時まで自由に観光することができます。

 

アルバトロス社では9時と13時30分に無料のアイスフィヨルドのガイド付ハイキングツアーを実施、朝から夕方までアイスフィヨルドボートツアーと遊覧飛行(共に有料)を実施していました。
私はガイド付ツアーに参加せず、独自でアイスフィヨルドのハイキングへ行きました。
ハイキングルートはいくつかあるのですが、黄色のルートを歩き、ビジターセンターで休憩をしてから青ルートからルートの道を歩きました。岩の上を歩く箇所が多いですが、あまり歩きたくない方はビジターセンターから青のルートで途中まで行って引き返すルートが一番楽だと思います。木道になっていて非常に歩きやすいです。

夕方、ボートツアーに参加しました。ハイキングルートでは上から眺めた氷山群を海面からみることができる迫力満点のツアーです。冷たい風が強く揺れもありましたが、非常に見どころあるツアーです。

5日目 終日クルーズ

ヌークへ向け船は南下します。前日まで毎日歩く観光が続いたので若干疲れがあったのかゆっくり体調を整えることができました。船内では「写真撮影」「グリーンランドの歴史」「グリーンランドの政治とデンマークとのつながり」についてのレクチャーの他、アート&クラフトが行われました。

夜22時30分頃、オーロラが見られたようでしたが、なんと私は船内放送にも気づかないほどの爆睡で、オーロラを見逃してしまいました(泣)

6日目 ヌーク(Nuuk)

人口2万人のグリーンランドの主都を観光します。船は接岸するので普段の靴で自由に散策ができます。港から中心部のシティセンターまで無料のシャトルバスが運行します。
ナショナルミュージアムは展示品が豊富で見ごたえがあり非常にお勧めです。船のIDカードを提示すれば無料で見ることができます。
ヌークの町は昔ながらのカラフルな家並みもありますが、洗練されたデザインの建物が並ぶ地域が多いです。散策しながらお店に立ち寄ったりカフェでゆっくりするのもお勧めです。

帰りはシャトルバスを使わずに徒歩で船まで戻りました。20分くらいの距離で下り道なのできつくありません。

7日目 カシアルスック(Qassiarsuk)

午前中、船はカシアルスックに向け航行を続けます。「オーロラ」についてのレクチャーが行われ、クジラの発見にデッキからクジラウォッチングを楽しむことができました。ミンククジラやザトウクジラを何度か観察しました。船は入り組んだフィヨルド内を航行し、途中小さな集落を通ることもありました。

午後、船からゾディアックでカシアルスックに上陸です。ここは「クヤータ・グリーンランド」と呼ばれる世界遺産に登録された場所のひとつで、ノース人とイヌイットの2つの歴史的文化を今に伝えています。50人くらいの小さく静かな村をエクスペディションスタッフと一緒に歩いて散策します。
復元された当時の家や教会、ホール跡、赤毛のエイリークの息子リーフエリクセンの像などが点在しています。

8日目 プリンスクリスチャンサウンド(Prins Christian Sound)

グリーンランド南部の入り組んだ水路に入り航行します。1,200mを超える山々や氷山眺めながらゆっくりクルージングを楽しみます。途中、後退した氷河をいくつも観察できます。

昼食は大きな氷河の前で船のデッキでバーベキューランチが行われました。静かな環境の中で氷河の割れる音が聞こえ、美しい景色を眺めながらの昼食は格別です。

午後は北極のレクチャーやホッキョクグマの安全ブリーフィングが行われました。
クルーズ中、ナガスクジラを見た方もいたようです。

9日目 スキョルダンゲン(Skjoldungen)

フィヨルドを航行しスキョルダンゲンへ進みます。午前中、クイーンマリー・バレーと呼ばれる高山に囲まれた渓谷にゾディアックで上陸します。秋のグリーンランドらしい小さな木々の紅葉や様々な木の実がたくさんなっています。実際に歩くと非常に起伏が多く、大自然の中に自分が溶け込んでいる感覚です。動物は見当たりませんでしたが、ここはホッキョクグマが出るエリアのようで、ライフル担当のエクスペディションスタッフは遠くから安全監視してくれていました。

すべての観光が終了し、午後はレイキャビクへ向け外洋へ出て東へ航行します。
私は船のサウナに挑戦!だれもいない貸切状態で大海原を眺めながらゆっくりリフレッシュしました。
夕方、強風とうねりのため船が揺れていたので、レクチャーは中止となりました。

10日目 終日クルーズ

レイキャビクに向け航行を続けます。昨晩の揺れは落ち着いたので船内を探索します。

ブリッジ(操舵室)も自由に入ることができ、最新設備に驚きです!

バルコニー以外の客室も見せてもらいました。

夕食前の最後のブリーフィングではクルーズを振り返ったスライドショーの上映に盛り上がり、私たちのお世話をしてくれたホテルチームのスタッフたちの登場で最後の夜を楽しませてくれました。

11日目 レイキャビク下船(Reykjavík)

早朝、街灯の美しいレイキャビクが近づき、船はゆっくり接岸します。
船内会計のチェックを済ませパスポートを受取り下船しました。エクスペディションスタッフたちのお見送りは心温まります。
レイキャビクの滞在を楽しむ方や帰路を急ぐ方など、みなさんそれぞれの行動で解散していきました。

このクルーズを振り返って、私は今まで大自然の散策をメインとした探検クルーズに乗船したのですが、今回は大自然だけでなく、小さな集落をはじめ、グリーンランドの文化や地元の人々との触れ合いを楽しめる旅行でした。グリーンランドの一部を見ただけではありますが、洗練された町、素朴な地元民、昔ながらのカラフルな家、世界遺産、狩猟文化などボリューム盛りだくさんな内容でした。

このクルーズは人気が高いコースなので、早めに売り切れてしまう場合もありますが、グリーンランドを見るには大変お勧めのコースです!

西グリーンランドクルーズへ行ってきました

2023年11月27日

2023年9月にアルバトロスエクスペディションズ社の西グリーンランドとアイスランドの11日間クルーズへ参加しましたので、コースの内容を詳しくご紹介します。

コース概要

  • チャーター機でコペンハーゲン→レイキャビク経由→西グリーンランドのカンゲルルススアークで乗船
  • グリーンランド西部、南部を観光
    シシミウト、ケケルタルスアーク、イルリサット、ヌーク、カシアルスック、プリンスクリスチャンサウンド(クルーズ)、スキョルダンゲン
  • レイキャビクで下船、解散

1日目 カンゲルルススアークへ(Kangerlussuaq)

チェックインカウンターは当日までわからないため、空港のモニターで確認します。
今回はターミナル2の118、119番でチェックイン+荷物を預けます。預けた荷物は船の客室まで直接運ばれますので、防寒具など必要な物は手荷物にします。
機内はすべて有料なので、手荷物検査後に空港内で買っておくといいでしょう。

コペンハーゲンを出発し、レイキャビクに向かいます。今回のクルーズはコペンハーゲンまたはレイキャビクから参加することができます。コペンハーゲンからの参加が全体の9割弱、レイキャビクからは1割強くらいの感じでした。
約3時間30分弱でレイキャビクに到着。1時間ほど機内待機しカンゲルルススアークに向け、再び出発します。
グリーンランドの上空に入ると氷帽や氷河がきれいに見え、氷の流れや氷河から氷山が排出される様子がよくわかります。

 

レイキャビクから2時間ほどでカンゲルルススアークに到着。複雑な地形をした荒野のイメージです。カンゲルルススアークは長い滑走路を持つグリーンランドでも最大級の空港で、グリーンランド各地へのハブ空港としての役割があります。

空港からバスであまり舗装されていない道路を20分強走ります。そこからゾディアックボートで沖に停泊しているオーシャンアルバトロスまで移動します。

船内は今年就航したばかりの綺麗な船で笑顔あふれるスタッフたちのお出迎えに気分は高まります。
乗船すると流れに沿って、乗船手続(パスポート預け、IDカードとキーカードの受取、iPadによる免責書類のサイン)の後、客室へ案内してもらえます。

私はCバルコニーの4階(406号室)に入りました。やはりバルコニー付の客室は明るいです。以前に乗っていた古いタイプの船とは比べ物になりません(笑)

→オーシャンアルバトロスについての詳細はこちらのページでご紹介!

客室でしばらく落ち着いてから、全体ブリーフィング、全員参加の避難訓練が行われます。

2日目 シシミウト(Sisimiut)

人口約5,000人のグリーンランド第2の都市シシミウトに船は接岸します。ここは町の散策なので、歩きやすい靴でOKです。
カラフルな家並みと緑色の植物が美しい町をエクスペディションスタッフのガイドで一緒に散策し、途中の試食&お土産屋さんで解散して自由行動となります。
試食コーナーではアザラシの肉やジャコウウシの肉を含む地元の特産物を食べることができ、隣接するお土産屋では様々な商品が並んでいます。
博物館やスーパー、お土産、衣類、カフェなど町の散策にはちょうどよい広さで町を楽しむことができます。
カナダグースのジャケットが格安で販売されていましたが、小さすぎて着れませんでした…
グリーンランドでは様々な防寒具が販売されていますが、物価は非常に高いです。

3日目 ケケルタルスアーク(Qeqertarsuaq)

ディスコ島の南に位置する人口840人の小さな町に到着します。船は接岸できないため、沖に停泊しゾディアックで桟橋から上陸しました。
この町の観光はハイキングとカフェミック&ポルカダンスの2つに分けるとのことなので、ハイキングに参加しました。
舗装された道を歩き、整備されたサッカー場を通り過ぎ、荒れた道へ入っていきます。途中にはたくさんの小さな花々が咲いていました。大きな滝ではないのですが、上から見下ろすような感じでグリーンランドの自然を感じることができました。戻ってから町中を自由に散策する時間もあります。

午後、船は北へ向けて航行します。レクチャーシアターではエクスペディションスタッフの専門家による「グリーンランドの地質と資源」「グリーンランドの氷」についてのレクチャーが行われました。
客室のテレビからでも講義を聞くことができ、リラックスしながら楽しむことができます。
夜、エキップセルミア氷河付近を航行。海面には氷山が広がり、霧が深く、幻想的な雰囲気を楽しむことができました。

4日目 イルリサット(Ilulissat)

人口約4,000人、グリーンランド第3の都市のイルリサットは世界遺産アイスフィヨルドで有名な町です。グリーンランドで最も観光客が多く、宿泊施設やレストラン、様々なエクスカーションが豊富です。
船は岸壁に接岸するため、8時から20時まで自由に観光することができます。

 

アルバトロス社では9時と13時30分に無料のアイスフィヨルドのガイド付ハイキングツアーを実施、朝から夕方までアイスフィヨルドボートツアーと遊覧飛行(共に有料)を実施していました。
私はガイド付ツアーに参加せず、独自でアイスフィヨルドのハイキングへ行きました。
ハイキングルートはいくつかあるのですが、黄色のルートを歩き、ビジターセンターで休憩をしてから青ルートからルートの道を歩きました。岩の上を歩く箇所が多いですが、あまり歩きたくない方はビジターセンターから青のルートで途中まで行って引き返すルートが一番楽だと思います。木道になっていて非常に歩きやすいです。

夕方、ボートツアーに参加しました。ハイキングルートでは上から眺めた氷山群を海面からみることができる迫力満点のツアーです。冷たい風が強く揺れもありましたが、非常に見どころあるツアーです。

5日目 終日クルーズ

ヌークへ向け船は南下します。前日まで毎日歩く観光が続いたので若干疲れがあったのかゆっくり体調を整えることができました。船内では「写真撮影」「グリーンランドの歴史」「グリーンランドの政治とデンマークとのつながり」についてのレクチャーの他、アート&クラフトが行われました。

夜22時30分頃、オーロラが見られたようでしたが、なんと私は船内放送にも気づかないほどの爆睡で、オーロラを見逃してしまいました(泣)

6日目 ヌーク(Nuuk)

人口2万人のグリーンランドの主都を観光します。船は接岸するので普段の靴で自由に散策ができます。港から中心部のシティセンターまで無料のシャトルバスが運行します。
ナショナルミュージアムは展示品が豊富で見ごたえがあり非常にお勧めです。船のIDカードを提示すれば無料で見ることができます。
ヌークの町は昔ながらのカラフルな家並みもありますが、洗練されたデザインの建物が並ぶ地域が多いです。散策しながらお店に立ち寄ったりカフェでゆっくりするのもお勧めです。

帰りはシャトルバスを使わずに徒歩で船まで戻りました。20分くらいの距離で下り道なのできつくありません。

7日目 カシアルスック(Qassiarsuk)

午前中、船はカシアルスックに向け航行を続けます。「オーロラ」についてのレクチャーが行われ、クジラの発見にデッキからクジラウォッチングを楽しむことができました。ミンククジラやザトウクジラを何度か観察しました。船は入り組んだフィヨルド内を航行し、途中小さな集落を通ることもありました。

午後、船からゾディアックでカシアルスックに上陸です。ここは「クヤータ・グリーンランド」と呼ばれる世界遺産に登録された場所のひとつで、ノース人とイヌイットの2つの歴史的文化を今に伝えています。50人くらいの小さく静かな村をエクスペディションスタッフと一緒に歩いて散策します。
復元された当時の家や教会、ホール跡、赤毛のエイリークの息子リーフエリクセンの像などが点在しています。

8日目 プリンスクリスチャンサウンド(Prins Christian Sound)

グリーンランド南部の入り組んだ水路に入り航行します。1,200mを超える山々や氷山眺めながらゆっくりクルージングを楽しみます。途中、後退した氷河をいくつも観察できます。

昼食は大きな氷河の前で船のデッキでバーベキューランチが行われました。静かな環境の中で氷河の割れる音が聞こえ、美しい景色を眺めながらの昼食は格別です。

午後は北極のレクチャーやホッキョクグマの安全ブリーフィングが行われました。
クルーズ中、ナガスクジラを見た方もいたようです。

9日目 スキョルダンゲン(Skjoldungen)

フィヨルドを航行しスキョルダンゲンへ進みます。午前中、クイーンマリー・バレーと呼ばれる高山に囲まれた渓谷にゾディアックで上陸します。秋のグリーンランドらしい小さな木々の紅葉や様々な木の実がたくさんなっています。実際に歩くと非常に起伏が多く、大自然の中に自分が溶け込んでいる感覚です。動物は見当たりませんでしたが、ここはホッキョクグマが出るエリアのようで、ライフル担当のエクスペディションスタッフは遠くから安全監視してくれていました。

すべての観光が終了し、午後はレイキャビクへ向け外洋へ出て東へ航行します。
私は船のサウナに挑戦!だれもいない貸切状態で大海原を眺めながらゆっくりリフレッシュしました。
夕方、強風とうねりのため船が揺れていたので、レクチャーは中止となりました。

10日目 終日クルーズ

レイキャビクに向け航行を続けます。昨晩の揺れは落ち着いたので船内を探索します。

ブリッジ(操舵室)も自由に入ることができ、最新設備に驚きです!

バルコニー以外の客室も見せてもらいました。

夕食前の最後のブリーフィングではクルーズを振り返ったスライドショーの上映に盛り上がり、私たちのお世話をしてくれたホテルチームのスタッフたちの登場で最後の夜を楽しませてくれました。

11日目 レイキャビク下船(Reykjavík)

早朝、街灯の美しいレイキャビクが近づき、船はゆっくり接岸します。
船内会計のチェックを済ませパスポートを受取り下船しました。エクスペディションスタッフたちのお見送りは心温まります。
レイキャビクの滞在を楽しむ方や帰路を急ぐ方など、みなさんそれぞれの行動で解散していきました。

このクルーズを振り返って、私は今まで大自然の散策をメインとした探検クルーズに乗船したのですが、今回は大自然だけでなく、小さな集落をはじめ、グリーンランドの文化や地元の人々との触れ合いを楽しめる旅行でした。グリーンランドの一部を見ただけではありますが、洗練された町、素朴な地元民、昔ながらのカラフルな家、世界遺産、狩猟文化などボリューム盛りだくさんな内容でした。

このクルーズは人気が高いコースなので、早めに売り切れてしまう場合もありますが、グリーンランドを見るには大変お勧めのコースです!