お客様体験記(2025年11月南極クルーズ/ポーラーラティチュード)

2025年12月8日

先日、2025年11月上旬のウェッデル海と南極クルーズにご参加いただきましたお客様よりご旅行後のアンケートにご協力いただきましたので、ご紹介します。

  • 参加コース
    2025年11月上旬 ウェッデル海と南極半島クルーズ
    オーシャン アルバトロス利用
    ポーラーラティチュード社
  • お名前
    TT様(大阪在住)

1.なぜ南極へ行こうと思いましたか?

20年ほど前に親戚から「南極クルーズに参加する」と聞いて、いつか行ってみたいと思っていました。その後2018年に『宇宙よりも遠い場所』というアニメを見て、南極行きを決意しました。氷山を見て、南極の氷でウイスキーを飲んで、キャンプして氷河が崩れる音を聞きたいと思って、それらを叶えられるツアーを探しました。

2.いつ頃から旅行の検討をはじめましたか?

検討し始めたのは2023年頃でしたが、旅行時期についてはまだ決まっていませんでした。その後2025年の春に「2025-2026年シーズンに行く」と決めて、ネクサストラベルさんを含めた数社に連絡を取りました。

3.ポーラーラティチュード社に決めた理由を教えてください。

クルーズ会社で決めたというよりも、ツアー内容で決めました。本ツアーはウェッデル海方面に行くので氷山をより多く見ることができ、キャンプのオプションもあるのでやりたい事をひと通り体験できると思いこのツアーに決めました。また本ツアーは南極半島に6日間滞在する長めのものだったので、いい天候に恵まれる可能性が高くなるとも考えました。

4.当社に対するご要望や気になった点、良かった点があれば教えてください。

ネクサストラベルさんは音声チャットやメールなどで質問にご丁寧にお答えいただき、円滑に準備を進めることができました。
あったらいいなと思ったのは、ツアー申込から現地到着までいつまでに何をすべきかの一覧表兼チェックリストのようなものがあれば、迷う事が減っていいのかなと思いました。

5.南極を体験して感じたことを教えてください。

どこまで見渡しても空と雲と海と氷山しかない風景は雄大で、音が消えたような錯覚がありました。
目に映るものは何万年何億年という気が遠くなるような時間が作り出したものだと五感で感じる事ができました。
また、同乗者には南極大陸で7大陸制覇となる方が多くいらっしゃり、その達成を横目で見て私も残り2大陸に行ってみようと思いました。

6.一番思い出に残ったことを教えてください。

氷山の青色(グレーシャーブルー?)が昔から好きで、ずっと自分の目で見てみたいと思っていました。
ツアー4日目(南極半島に到着した初日)、それが叶った瞬間が一番印象に残っています。
 心残りは南極海飛び込みイベントに参加できなかった事です。“南極人”Tシャツまで用意して楽しみにしていたのですが、風邪気味だったので断念しました…

7.クルーズ中の船内はいかがでしたか?

船は新しく設備は問題なく船内はとても快適でした。食事も大変美味しくて飽きることはありませんでした。レストランや清掃スタッフはみなサービスが行き届いていて気持ちよく過ごせました。
一方でエクスペディションスタッフは英語圏のゲスト優先でコミュニケーションをとり、私を含めたほとんどのアジア人ゲストへのホスピタリティが相対的に低かったのは残念でした。

8.これから南極旅行へ行かれる方へ、アドバイスがあればお願いします。

【準備してよかったもの】

  • カメラズームレンズ:ツアー中は27-450mmのズームレンズ1本でほぼ対応できました。
  • 船内用くつ:かかとを踏んでスリッパにもできるくつで船内はほぼ過ごしました。
  • 消臭スプレー(リセッシュ):ミドルレイヤーは洗濯しづらいですが汗だくになる事もあるので重宝しました。
  • 酔い止め薬:ドレーク海峡で船がかなり揺れましたが、薬を服用していたので船酔いはほぼなしでした。

【準備したけど不要だったもの】

  • 双眼鏡:私の場合は”遠くの見たいもの=写真に撮る対象“だったため、カメラのみで十分でした。
  • カメラ用三脚:上陸時に使用するかもと思い持参しましたが、結局一度も使うことはありませんでした。
  • 日本食(携帯食、インスタント食品など):日本食が恋しくなる事はありませんでした。
  • カイロ:キャンプの時に使った以外は全く使用しなかったので最低限の数量でよかったです。

【準備すればよかったもの】

  • 高い望遠機能を備えたスマホ:望遠が足りず思ったような写真や動画を撮影できませんでした。
  • 操作性のよいスマホ防水ケース:持参したケースは操作性が非常に悪く、多くの写真を撮り逃しました。

南極は思ったほど寒くはなく上陸して歩くとむしろ暑いくらいでしたが、一方でゾディアックボートに長時間乗っているとさすがに寒さを感じました。一度パルカやレインパンツを着用するとミドルレイヤーの着脱は難しかったので、自分の場合は汗をかくのは仕方ないと割り切って暖かさを重視しました。逆に寒さに強い方はあまり着こまない方がいいと思います。

写真撮影が好きな方はとにかく望遠倍率重視で準備されればいいと思います。クジラや泳いでいるペンギンをはっきり撮影するには450mmではもの足りないと感じました。

今回自身で日本⇔ウシュアイア間のフライトを予約しましたが、予約~搭乗~到着までに空港変更やフライト時間変更などいろいろ問題が起こりスムーズに行きませんでした。私はかなり余裕を持ったスケジュールだったので影響は軽微でしたが、ツアー客の中には困って頭を抱えていた人も複数いました。フライト手配時にはワンストップでネクサストラベルさんにお願いするか、余裕を持ったスケジュールを組む事をお勧めします。

最後に、英語力によほど自信がない限り(ビジネスレベル以上)、日本人添乗員orスタッフがいるツアーがベターだと思いました。英語力は日常会話レベルで大丈夫だろうと思っていましたが、ブリーフィングや船内アナウンスは全てネイティブスピードで話され、いつも半分程度しか理解できずストレスを感じました。

TT様、この度は南極クルーズにご参加いただき、誠にありがとうございました。ご旅行終了後にお送りいただいたお写真はどれも素晴らしく、風景や野生動物など、11月の時期の良さが堪能できました。
今回のクルーズは急病人の方が発生し、残念ながらウェッデル海への突入が叶わなかったとお聞きしました。詳細を確認しておりますので、また改めてご報告させていただきます。
南極旅行自体を楽しんでいただけて、とても安心しました。カメラや持ち物についてのアドバイスも大変参考になります。
この度のご参加、誠にありがとうございました!

ネクサストラベル

お客様体験記(2025年11月南極クルーズ/ポーラーラティチュード)

2025年12月8日

先日、2025年11月上旬のウェッデル海と南極クルーズにご参加いただきましたお客様よりご旅行後のアンケートにご協力いただきましたので、ご紹介します。

  • 参加コース
    2025年11月上旬 ウェッデル海と南極半島クルーズ
    オーシャン アルバトロス利用
    ポーラーラティチュード社
  • お名前
    TT様(大阪在住)

1.なぜ南極へ行こうと思いましたか?

20年ほど前に親戚から「南極クルーズに参加する」と聞いて、いつか行ってみたいと思っていました。その後2018年に『宇宙よりも遠い場所』というアニメを見て、南極行きを決意しました。氷山を見て、南極の氷でウイスキーを飲んで、キャンプして氷河が崩れる音を聞きたいと思って、それらを叶えられるツアーを探しました。

2.いつ頃から旅行の検討をはじめましたか?

検討し始めたのは2023年頃でしたが、旅行時期についてはまだ決まっていませんでした。その後2025年の春に「2025-2026年シーズンに行く」と決めて、ネクサストラベルさんを含めた数社に連絡を取りました。

3.ポーラーラティチュード社に決めた理由を教えてください。

クルーズ会社で決めたというよりも、ツアー内容で決めました。本ツアーはウェッデル海方面に行くので氷山をより多く見ることができ、キャンプのオプションもあるのでやりたい事をひと通り体験できると思いこのツアーに決めました。また本ツアーは南極半島に6日間滞在する長めのものだったので、いい天候に恵まれる可能性が高くなるとも考えました。

4.当社に対するご要望や気になった点、良かった点があれば教えてください。

ネクサストラベルさんは音声チャットやメールなどで質問にご丁寧にお答えいただき、円滑に準備を進めることができました。
あったらいいなと思ったのは、ツアー申込から現地到着までいつまでに何をすべきかの一覧表兼チェックリストのようなものがあれば、迷う事が減っていいのかなと思いました。

5.南極を体験して感じたことを教えてください。

どこまで見渡しても空と雲と海と氷山しかない風景は雄大で、音が消えたような錯覚がありました。
目に映るものは何万年何億年という気が遠くなるような時間が作り出したものだと五感で感じる事ができました。
また、同乗者には南極大陸で7大陸制覇となる方が多くいらっしゃり、その達成を横目で見て私も残り2大陸に行ってみようと思いました。

6.一番思い出に残ったことを教えてください。

氷山の青色(グレーシャーブルー?)が昔から好きで、ずっと自分の目で見てみたいと思っていました。
ツアー4日目(南極半島に到着した初日)、それが叶った瞬間が一番印象に残っています。
 心残りは南極海飛び込みイベントに参加できなかった事です。“南極人”Tシャツまで用意して楽しみにしていたのですが、風邪気味だったので断念しました…

7.クルーズ中の船内はいかがでしたか?

船は新しく設備は問題なく船内はとても快適でした。食事も大変美味しくて飽きることはありませんでした。レストランや清掃スタッフはみなサービスが行き届いていて気持ちよく過ごせました。
一方でエクスペディションスタッフは英語圏のゲスト優先でコミュニケーションをとり、私を含めたほとんどのアジア人ゲストへのホスピタリティが相対的に低かったのは残念でした。

8.これから南極旅行へ行かれる方へ、アドバイスがあればお願いします。

【準備してよかったもの】

  • カメラズームレンズ:ツアー中は27-450mmのズームレンズ1本でほぼ対応できました。
  • 船内用くつ:かかとを踏んでスリッパにもできるくつで船内はほぼ過ごしました。
  • 消臭スプレー(リセッシュ):ミドルレイヤーは洗濯しづらいですが汗だくになる事もあるので重宝しました。
  • 酔い止め薬:ドレーク海峡で船がかなり揺れましたが、薬を服用していたので船酔いはほぼなしでした。

【準備したけど不要だったもの】

  • 双眼鏡:私の場合は”遠くの見たいもの=写真に撮る対象“だったため、カメラのみで十分でした。
  • カメラ用三脚:上陸時に使用するかもと思い持参しましたが、結局一度も使うことはありませんでした。
  • 日本食(携帯食、インスタント食品など):日本食が恋しくなる事はありませんでした。
  • カイロ:キャンプの時に使った以外は全く使用しなかったので最低限の数量でよかったです。

【準備すればよかったもの】

  • 高い望遠機能を備えたスマホ:望遠が足りず思ったような写真や動画を撮影できませんでした。
  • 操作性のよいスマホ防水ケース:持参したケースは操作性が非常に悪く、多くの写真を撮り逃しました。

南極は思ったほど寒くはなく上陸して歩くとむしろ暑いくらいでしたが、一方でゾディアックボートに長時間乗っているとさすがに寒さを感じました。一度パルカやレインパンツを着用するとミドルレイヤーの着脱は難しかったので、自分の場合は汗をかくのは仕方ないと割り切って暖かさを重視しました。逆に寒さに強い方はあまり着こまない方がいいと思います。

写真撮影が好きな方はとにかく望遠倍率重視で準備されればいいと思います。クジラや泳いでいるペンギンをはっきり撮影するには450mmではもの足りないと感じました。

今回自身で日本⇔ウシュアイア間のフライトを予約しましたが、予約~搭乗~到着までに空港変更やフライト時間変更などいろいろ問題が起こりスムーズに行きませんでした。私はかなり余裕を持ったスケジュールだったので影響は軽微でしたが、ツアー客の中には困って頭を抱えていた人も複数いました。フライト手配時にはワンストップでネクサストラベルさんにお願いするか、余裕を持ったスケジュールを組む事をお勧めします。

最後に、英語力によほど自信がない限り(ビジネスレベル以上)、日本人添乗員orスタッフがいるツアーがベターだと思いました。英語力は日常会話レベルで大丈夫だろうと思っていましたが、ブリーフィングや船内アナウンスは全てネイティブスピードで話され、いつも半分程度しか理解できずストレスを感じました。

TT様、この度は南極クルーズにご参加いただき、誠にありがとうございました。ご旅行終了後にお送りいただいたお写真はどれも素晴らしく、風景や野生動物など、11月の時期の良さが堪能できました。
今回のクルーズは急病人の方が発生し、残念ながらウェッデル海への突入が叶わなかったとお聞きしました。詳細を確認しておりますので、また改めてご報告させていただきます。
南極旅行自体を楽しんでいただけて、とても安心しました。カメラや持ち物についてのアドバイスも大変参考になります。
この度のご参加、誠にありがとうございました!

ネクサストラベル